エステサロンの開業にあたって、どのような業務用痩身機を導入すればよいのか分からずお困りの方も多いことでしょう。
業務用痩身機は選んだ機器に付いている機能によって行える施術や効果が異なるため、導入する際は慎重に選ばなければなりません。
そこで本記事では、業務用痩身器で行える施術の種類や、それぞれの機器の施術がどのような人におすすめなのかを紹介します。
業務用痩身機の選び方についてお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
業務用痩身機の種類とは？
痩身のエステサロンで使用される業務用痩身機は、さまざまなメーカーから多くの種類の商品が販売されています。
業務用痩身機には、主に熱や超音波、電気などを使うことで、脂肪を減らす効果や代謝を改善させて痩せやすくなるといった機能が搭載されています。
痩身機の種類によって対応している施術の内容は異なるため、十分に調べずに導入してしまうと“求めていた施術に対応していなかった”と失敗してしまうことも珍しくありません。
そのため、業務用痩身機を導入する際は、「どのような機能が搭載されているのか」をしっかり確認することをおすすめします。
業務用痩身機の主な施術内容は以下のものがあるので、機器を選ぶ際にぜひ参考にしてみてください。
種類①ラジオ波
ラジオ波は高周波の一種であるラジオ波を照射する施術で、体の内部にある分子に摩擦を起こすことで熱を発生させます。
体の内部を温めることで基礎代謝があがるので、体内の脂肪を燃焼させやすくする効果があります。
また、老廃物の排出・リンパのつまり・血流・体の代謝などを改善させる効果が期待できるため、痩せやすく太りにくい体づくりを目指すことが可能です。
注意点として、ラジオ波は効果が出るまで時間がかかることが挙げられます。
あくまでも、体内の温度をあげることで基礎代謝をアップさせ、脂肪を燃焼させやすくする施術なので、すぐに体重が減ることは期待ができません。
ラジオ波は、体の内部を温めることで基礎代謝があがるため、基礎代謝が低いことでなかなか体重が減少しない人や冷え性の人におすすめの施術だといえるでしょう。
ラジオ波についての詳細は以下のサイトにも書かれているので、一度確認してみてください。
https://salontrend-mag.com/column/commercial-radio-waves/
種類②キャビテーション
キャビテーションとは、特殊な超音波で脂肪細胞を破壊し、血液やリンパの流れを改善させる効果がある施術のことです。
脂肪には、皮膚のすぐ下にある浅い脂肪層と、筋肉層の近くにある深い脂肪層が存在します。
深い脂肪層は一般的に脂肪を落とすことが難しい箇所とされていますが、キャビテーションの超音波は深い脂肪層の脂肪も破壊することができます。
その結果、お腹回りや太ももなどの脂肪が落ちにくい部分の脂肪を落とし、脂肪が肌の表面に凹凸として表れている場合は肌の表面を綺麗に整えることができるのです。
上記の特徴から、キャビテーションの施術は部分痩せをしたい人や脂肪によって肌の表面に凹凸が表れている人におすすめの施術だといえます。
しかし、キャビテーションには、施術後に肝臓に負担がかかることが注意点として挙げられます。
キャビテーションの施術によって破壊された脂肪細胞は、肝臓で分解されて排出されます。
施術直後は肝臓に一時的に負担がかかるため、人によっては施術のあとに下痢や食欲不振などの症状が出ることがあるのです。
肝臓が弱い人だと施術のあとに体調を崩してしまうことがあるので注意したほうがよいでしょう。
より詳しいキャビテーションの内容については以下のサイトに書かれているので、ぜひ一度確認してみてください。
https://salontrend-mag.com/column/cavitation/
種類③脂肪冷却
脂肪冷却とは、脂肪が気になる部分に機器をあてて脂肪の温度を下げることにより脂肪を破壊する施術のことです。
脂肪は温度が4度まで下がると凍り始めるという特性を活かして、脂肪細胞のみを破壊できます。
また、脂肪冷却は施術の際に痛みがほとんどなく、キャビテーションのように部分痩せが可能です。
数ある痩身エステの施術のなかでも、身体へのダメージが特に少ないため、痛みに弱い方でも受けやすいという特徴があります。
脂肪冷却の施術は、痛みを抑えつつ部分痩せをしたい人におすすめの施術だといえるでしょう。
しかし、脂肪冷却は凍傷のリスクがあることが注意点として挙げられます。
脂肪冷却は皮膚の温度を下げる施術なので、人によっては凍傷によって一時的に皮膚の色が黒くなることや赤くなることがあります。
種類④吸引ローラー
吸引ローラーとは、小型のローラーに吸引機能がついている機器のことです。
吸引ローラーを体にあてて、セルライトと呼ばれる固まった脂肪をほぐしながら脂肪を吸い上げていくことにより体内の脂肪を減らす効果があります。
吸引ローラーには体内の脂肪を減らすだけではなく、リンパや血液の流れが改善され、基礎代謝を促進させる効果があります。
そのため、脂肪を減らしつつ、基礎代謝を高めることにより太りにくく痩せやすい体質を目指すことができるのです。
しかし、脂肪吸引は人によっては施術の際に痛みを感じることや、施術後に内出血、腫れなどの症状が出ることがあります。
痛みが強い場合や内出血の症状が酷い場合は、元の状態に戻るまで1~2週間ほどかかることもあります。
脂肪の減少と基礎代謝の向上が目指せる吸引ローラーによる施術は、高い痩身効果を出したい人におすすめの施術です。
ただし、人によっては強い痛みを感じることや、内出血により皮膚の色が変わることがある点には注意しなければなりません。
種類⑤EMS
EMSとは、電気で筋肉に刺激を与えて筋肉を鍛える施術のことで、正式名称をElectrical Muscle Stimulation（電気的筋肉刺激）といいます。
EMSの施術を行う際は、電極パッドを体に装着して電気を流します。
体の表面に近い筋肉だけではなく、鍛えることが難しい体の奥深くにある“インナーマッスル”を鍛えることができるという点が特徴です。
また、筋肉を鍛えることで基礎代謝が高まり、脂肪を燃焼させやすい体質を目指すことができます。
しかし、EMSによる施術は、痩せやすい体を手に入れることを目的とした施術のため、上記で紹介したラジオ波と同様に即効性が低いという注意点があります。
また、電気を流すので、ペースメーカーを使用している場合や、心臓や血管が弱い方だと施術を受けられないことがあるので注意が必要です。
EMSによる施術は、電極パッドを付けるだけで鍛えることができため、筋肉をつけたい運動不足気味の人や、基礎代謝をあげたい人におすすめの施術です。
より詳しいEMSの内容については以下のサイトに書かれているので、ぜひ一度確認してみてください。
https://salontrend-mag.com/column/ems-home-business/
業務用痩身機を選ぶ際は機能を重視する
いかがでしたでしょうか。
業務用痩身機は機器の種類によって搭載されている機能も大きく異なります。
痩身機の主な機能には、ラジオ波・キャビテーション・ 脂肪冷却・脂肪吸引・EMSなどがあります。
ラジオ波やEMSは即効性が低いですが基礎代謝を高める効果があり、キャビテーションや脂肪吸引は部分痩せに効果的です。
また、施術による痛みが心配な方からは、脂肪冷却の施術が選ばれることがあります。
まずは痩身に関する情報を知るためにも下記のサイトを確認することをおすすめします。
お役立ちのコラム記事も掲載していますので、業務用痩身機の導入をご検討中の方はぜひご覧ください。
